●○● 天声人碁 ●○●


2002年7月


◎2002/07/29 「将棋女流棋士 高橋和 女流二段」

7/24のNHK「私はあきらめない」、7/28の日本TV「いつみても波瀾万丈」
で将棋の女流棋士「高橋和(たかはし・やまと)女流二段」のトーク番組を
見ました。

幼児期の「交通事故」、十代の「アイドル棋士」、勝負のプレッシャーに
よる「自律神経失調症」と波乱に満ちた幼児期期〜少女期〜青春期を
過ごされたようです。
また、事故に対する母の責任と愛情の深さも紹介されていました。

趣味の一つは囲碁だそうです。

将棋界では他にも石橋幸緒女流三段、故村山聖九段などハンディ
を背負った人、週刊誌を賑わした林葉直子さん、ヒット曲を出している
内藤國雄九段、講演や著書で有名な米長邦雄永世棋聖、先崎学八段
等々・・・、
個性的で本業以外の分野で活躍している多くの棋士多く輩出しています。

一方、囲碁界はどうでしょうか。あまり本業以外で話題になるのは少ない
ようですが・・・

将棋の方が何かと話題も多く、大衆的と言えるのでしょうか


◎2002/07/24 「県民囲碁大会」

7月20日(土)、群馬県の「県民囲碁大会」に参加してきました。
参加人数は県内の支部等から95名と盛況でした。

女性が10名程度、子供が3〜4名でその人達を除くと平均年齢は
60前後でしょうか、やはり高いですね。

私達のクラブからは私とH氏の2名でした。もう少し参加者が増え
るといいのですが・・・
成績は私もH氏も2勝2敗となんとか面目を保ちました。

こういった大会で問題になるのはハンディ(段級位)の設定です。
以前、私は県の大会で四段で出場したのですが、1勝するのがやっと
でした。
それから三段で出るようにしていますが、5割くらいの成績ですので、
県の大会では三段が妥当かなと思っています。

次回出場の時は四段で出たいと思っていますが・・・
(もう十年以上も実力が停滞しているんでは無理ですかね?)


◎2002/07/15 「夏期囲碁合宿」

7月13日〜14日と囲碁部の合宿を開催しました。
今回は松井田町の「国民宿舎・裏妙義」、十年ほど前にもここで行い
ましたが以前より内装は良くなっていました。

参加者は15名。毎回同じくらいの人が集まりますが以前と変わった
のはメンバーの年齢が上がったのと、OBが多くなったことでしょう
か。

この合宿、毎年夏と冬2回開催しもう15年以上になると思います。
ただ合宿の内容は囲碁大会(ほぼ総当り)が中心で、ややマンネリの
感は否めません。

次回の新春合宿は「新企画」を盛り込んだ内容に挑戦したいと思って
います。


◎2002/07/12 「新本因坊に加藤正夫 九段」

今期の本因坊戦は加藤正夫九段が緒戦から2連敗し苦戦が予想されま
したが、その後破竹の4連勝で新本因坊に就きました。

50代(55)の本因坊は史上最年長だそうで同年代の私にとっても、
加藤九段の快挙は自分のことのように嬉しく思っています。
来年以降もこのタイトルを防衛し、少しでも長く保持してもらいたいも
のです。

また加藤新本因坊は今回日本棋院の副理事長に就任し、棋院の改革にも
取り組むそうです。
個人的には棋道を極めることに専念してほしいと思いますが、周囲から
から求められれば断れないのでしょう。

棋戦と組織改革、内容は異なりますが「攻めを基調」にがんばってほし
いものです。


◎2002/07/10 「敵は本能寺にあり」

NHK大河ドラマ「利家とまつ」を見ています。
先週は織田信長が本能寺で明智光秀に討たれるところでした。

戦国時代の栄枯盛衰、今後が楽しみです。
この大河ドラマでは時々囲碁の対局シーンが出てきます。
昔の武将も碁を楽しんでいたのでしょうか・・・

囲碁でも、ある局面のやりとりが実は他の大きな作戦をにらんでの折衝
である場合、まさに『敵は本能寺にあり』です。
でも現実は一局面で四苦八苦しているんですよね。

     ◇  ◇  ◇

『敵は本能寺にあり』
(天正10年、明智光秀が備中国の毛利勢を攻める途中、にわかに進路
を変え、「わが敵は本能寺にあり」といって、京都本能寺に宿泊中の織
田信長を襲ったところから)本当の目的は、表面にかかげたものではなく
て、実は別のところにあるという意。人々の目をあざむいて、他の目的を
ねらうこと。
<国語大辞典(小学館)>


◎2002/07/07 「企業内囲碁クラブの維持」

私は企業内の囲碁クラブの世話人をしてますが、最近退職者が続き運営
に苦戦しています。

当面はOBと一緒に活動していくとしても、新規部員が加入しない限りOB
が大半を占めることになり、クラブの存続問題となります。
他のクラブでも同様の問題を抱えており、休部するクラブも出ています。

新規部員を増員できればよいのですが、囲碁をする人はごく少数に限られ
ており難題です。

現実的にはOBを中心とした組織として企業内のクラブから、地域のクラブ
に移行していくのが自然かなとも思っています。

いずれにしても、今まで囲碁を通して喜怒哀楽を共のした同好のグループ
を存続させたいと、妙手を思案中です。


◎2002/07/01 「マッタ!!」

囲碁のトラブルで一番多いのは「待った」でしょう。(アマの場合)

私も他のグループとの親善試合で思わず「置き直した」前科があります。
その対局は後ろめたい気持が尾を引いて集中できず、数分後に投了しま
した。
もし、そのまま続けて勝ったとしても後味の悪い思いをしたでしょう。

人生も「待った」はありません。自分で出した決断は責任を持たなけれ
ばならないでしょう。

もし人生で「待った」が可能だったら・・・と思うこともあります。
でも「後悔も人生のいろどり」と考え、明日の夢でもみましょう・・・
                        (ーー;)


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