●○● 天声人碁 ●○●


2004年1月

◎2004/01/27 「棋聖戦第1局/羽根天元、先勝」

 今年最初のビッグイベント、第28期棋聖戦7番勝負の第1局が1月16日、真冬の
アメリカ・シアトルで開幕した。今期は両対局者の年齢を合わせても52歳という棋聖
戦史上最年少の決戦となった。

 注目の一戦は挑戦者の羽根直樹天元(27)がジックリと安定した打ちまわしを見せ
快勝。山下敬吾棋聖(25)も、持ち味を存分に見せたが「大事に打ちすぎた」一着の
遅れが大きく響く結果となった。第2局は1月28、29に福岡で行われる。

                    ----週刊碁より抜粋----


         ◇  ◇  ◇  ◇

羽根天元、好調のスタートです。心身ともに充実していますね。
一方の山下棋聖、名人戦リーグでも2連敗スタートと調子を落としているようです。
トップ棋士の技量の差はほとんどないに等しいでしょうから、体調・メンタルといった面が
勝負に出てくるのでしょうか。

前夜祭での山下棋聖の挨拶の中で「二日間羽根さんと力をあわせて素晴らしい碁を作っ
ていきたい」というくだりがありました。
囲碁は個人決戦ですので相手を打ち負かす気持ちで臨むと思うのですが・・・

明日(1/28)から第2局、山下棋聖の戦いぶりが注目されます。楽しみですね。


◎2004/01/25 「竜星戦/杉本、張栩下す」

 囲碁の第13期竜星戦G組4回戦で張栩本因坊は杉本明七段に白番中押し負けした。
3回戦では婚約者の小林泉美女流二冠が杉本七段に、黒番5目半負けしており、2人と
も相次いで討ち取られた。
小林二冠が勝っていれば、4回戦で婚約者対局が実現していた。

         ----2004/01/24、朝日新聞「棋信」より----


         ◇  ◇  ◇  ◇

先日の合宿で指導をお願いした杉本プロ、張栩・小林泉美ファンには罪なことをしましたね。

私は杉本プロに5子で指導していただきました。結果は中盤の後半で隅の一団が頓死し、
あえなく投了となりました。
もっと安全に打っていれば大丈夫とのことでしたが、読む力が不足していたということでしょう
か、無念!。

指導碁の目的は強くなることですが、読む力は詰碁など自分で訓練するしかありません。
だから指導碁では「石の方向」とか「厚みの考え方」とか感覚に近い部分を教えてもらえば
いいんですが、やっぱり勝ち負けが気になりますよね・・・


◎2004/01/20 「2004/新春囲碁合宿」

先日(1/17〜1/18)、会社の囲碁クラブの合宿を行いました。
場所は吉井町の「牛伏ドリームセンター」で新春合宿は4年連続で6回目となります。
勤務先から30分程度で行けますので合宿の場所としては最適かと思います。
(いつも同じでマンネリということもありますが・・・)

今回のプロ指導棋士は「杉本明七段」。当初の予定はお馴染みの桑本プロでしたが
体調不良で杉本プロが代役として見参ということになりました。
昭和48年生れ、出身は横浜で師匠は小島高穂九段、同門には田原靖史六段がいる
とのことでした。
碁一筋にまっすぐ生きてきた青年棋士という感じです。

いつも対局に終始するのでは芸がないと、今回は杉本プロに昨年末の天元戦第5局を
大盤で解説してもらいました。
少しはプロの感覚に近づけたのでは、と思うのですが・・・錯覚でしょうか。

今回、私の成績は1勝7敗と散々な成績でした。実行委員で集中できなかったというの
は言い訳ですね。次回は捲土重来、上位を狙います。

合宿は囲碁対局と共に、O・Bや県外の仲間とのコミュニケーションの楽しみもあるんで
すね。今後も継続して開催していきたいと思っています。


◎2004/01/14 「第28期棋聖戦/20代フレッシュ対決」

2004年初頭を飾るビッグタイトル/棋聖戦七番勝負が15日から米・シアトルで開催されます。
山下敬吾棋聖(25)に挑むのは羽根直樹天元(27)、先の天元戦では羽根天元が3勝2敗で
山下棋聖を退け防衛を果たしましたが棋聖戦はどうでしょうか。

山下棋聖は昨年、棋聖戦、名人戦、天元戦と三つのタイトル戦で大活躍でした。棋聖位は
奪取したものの名人・天元戦は失敗に終わりました。
山下棋聖の魅力は迫力のある攻めを基調とした棋風です。今回の棋聖戦でもその特長を
発揮してほしいと思います。ただ、昨年の名人戦以降調子がイマイチなのが気になります。
12月に結婚し花嫁にタイトル防衛をプレゼントしたいところですね。

一方の羽根天元、昨年末の天元戦を防衛し気をよくしているでしょうね。
棋風はバランス重視で安定力は一番でしょう。最近は目一杯がんばるケースも多くなり戦闘
力もアップしています。精神面でも沈着冷静な雰囲気がただよい充実していると思われます。
中部総本部の代表として地元の声援に応えたいところです。

20代のフレッシュ対決ということですが、囲碁ファンをうならせる熱闘譜を残してほしいですね。


◎2004/01/07 「新春お好み囲碁対局 」

1/2、NHK-TVで「新春お好み囲碁対局/向井女流アマ選手権者、三村NHK杯に
挑戦!! 」を放送していました。

結果は向井芳織さん(第45回女流アマ選手権者)が三村智保(NHK杯選手権者)に
2子局で中押し勝ちでした。

向井芳織さんの妹の向井梢恵初段はプロ界で活躍中、その下の向井千瑛さんも少年
少女囲碁大会などの記事に出ていました。

芳織さん、プロ棋士をめざしているそうですが、がんばってほしいと思います。

         ◇  ◇  ◇  ◇

武宮九段が解説をしていましたが、武宮九段の人を誉めたたえる会話はすばらしいで
すね。
武宮九段の人徳でしょうか、あのような言葉をかけられたら誰でも元気が出ます。

私も是非見習いたいと思います。


◎2004/01/05 「2004年/私の抱負 」

■棋力向上

昨年はネット対局で実戦はかなり多かったのですが、ポイントは少し下がったようです。
実力的には変わらないと思いますが短気になったのが下落の要因でしょう。

棋力向上策としては色々な棋譜を並べて、楽しみながら囲碁センスをアップできればと
思います。

また、対局数も減らして一局入魂の気持ちで打てればと考えています。
負けた局のほとんどは考慮時間が相手より短いんですね。
考える持続力・集中力をアップさせたいと思います。

■囲碁団体の活性化・普及活動

会社の囲碁クラブ、県の囲碁団体の活性化に尽力し、囲碁を通して地域・世代間の交流が
盛んになればと思います。

また本ホームページを充実させ、多くの人が囲碁情報を共有できるようにしたいと思ってい
ます。


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