●○● 天声人碁 ●○●


2008年8月

2008-08-30 夏終盤の豪雨

故郷の三河地方は記録的な集中豪雨で、一部の地域では大きな被害が出ています。
こちら群馬の方も大雨ですが、幸いにも大きな被害には至ってはいないようです。

午後、サイクリングの途中で利根川を見てきましたが、いつもとは全く違う濁流で豪雨の
脅威を感じました。



    2006/02/05 ↑



    2008/08/30 ↑

山間部の開発や市街地のアスファルト化が進み、雨水が一気に川に流れ込み、
あっというまに増水するようです。この濁流は人工的な変化の影響のように思い
ます。

人類は便利さと快適さを求めて進化してきましたが、反動としての自然災害を
謙虚に考える必要がありますね。



2008-08-28 サラリーマンの後姿

昨夜は類似の仕事をしている人の、定年退職慰労会がありました。
いわゆる団塊世代にあたりますがリストラや転籍などで定年前に去った人も多い
ので、事業所内での人数はそれほどでもありません。

当人の話を聞いていて、仕事の内容より同僚や仲間と一緒に遊んだことなど、
「人とのつながり」の思い出が多いようでした。
サラリーマンの存在価値として「事を成し遂げる」ことも大きなテーマですが、
「人とのふれあい」も大切なことだと再確認した次第です。

    ◇   ◇

囲碁について云えば、棋力向上や後進の指導などが「事を成し遂げる」ことで
しょうか。それが実現できなくても、碁を通しての「人とのふれあい」が叶えば、
ハッピーだと思います。
ただ「人とのふれあい」というのはどういう状況なのか・・・難しい問題です。



2008-08-26 北京オリンピックの余熱

TVでは昨日も北京オリンピック関係の番組が多かったようです。
中国のオリンピック運営などに対して多様な意見が噴出していました。今までは
現実が不透明でしたから意見が出ること自体が進歩だと思います。

日本のメダル獲得数について批判もありましたが、世界でのポジションを考慮する
と妥当な数のような気がします。
メダルの数で本当の「豊かさ」は図れないと思いますね。

興奮と感動、期待と落胆などいろいろなドラマが交錯する真夏の祭典、その熱気
も時間とともに冷めていくでしょう。

   ◇   ◇

オリンピックが終わって世の中の変化はどうでしょう。
私が社会人としてスタートしたのは東京オリンピック(1964年)の翌年でした。

最初の配属はテレビやオーディオなどの家電部門でしたが、オリンピック後の
需要落ち込みもあり、半導体部門に移動となりました。
また、この翌年の採用はゼロと東京オリンピックの過熱が嘘のような冷え込み
でした。
しかし、これも短期の低迷で日本の高度成長の勢いの中では、小さな窪み程度
のようでした。

オリンピックはスポーツだけでなく、経済や社会生活の変化にも影響が大きい
ようです。
人類の進化や豊かさの源泉になってほしいものです。

   ◇   ◇

東京オリンピックが開催された1964年の囲碁界は坂田(二十三世本因坊)
全盛の時代でした。

・二度目の7大タイトル制覇(名人・本因坊・日本棋院選手権・プロ十傑戦・
 王座・
日本棋院第一位・NHK杯)
・年間30勝2敗(1964年)
・一般棋戦29連勝(1963-64年)

この頃の私は囲碁とはほとんど縁がなく、TVや新聞のニュースで坂田の名前が
耳をかすめた程度でした。



2008-08-24 荒らしのテクニック/風鈴会

昨日(8/23)は定例の「風鈴会」の日、講座の内容は
「荒らしのテクニック」でした。

相手の地模様の中で居直ってしまうテクニックです。

内容を聴いていると容易にできそうですが、実戦では
相手の強襲で持ち込みになるリスクもあり、状況判断
とヨミが必要です。

実戦で試行錯誤しながら、テクニックを身に付けていくことが必要だと思います。

講座のあとの一般対局は1勝2敗、その中の一局で今回の講座と同じような
局面が現れました。
相手のT亀さんにそのテクニックで当方の地模様が荒らされ、一本取られて
しまいました。
対局中に思わず「この手はさっきの・・・」とつぶやきましたが、相手も「して
やったり!」という心境だったと思います。

囲碁に限らず、学んだことを即実生活で応用することは簡単ではありませんが、
いろいろな場面で機敏に対処できる感性・能力を鍛えておくことが大切だと思って
います。

   ◇   ◇   ◇

例会後の食事会の話題はやっぱりオリンピック。「野球と女子ソフトボール」、
「男子サッカーと女子サッカー」、いずれも女子の健闘と男子のだらしなさに、
云いたい放題でした。

10月に北京で行われる「第1回ワールドマインドスポーツゲームズ(頭脳オリン
ピック)」の囲碁部門の出場者が決まったようです。
女子ソフトボールのような結果は難しいでしょうが、囲碁ファンに感動を与える
ような戦いぶりを見せてほしいと思います。


2008-08-22 日本ソフトボール、金メダル獲得

北京オリンピック、昨夜のソフトボール決勝は日本チームが強豪米国を破って
悲願の優勝でした。金メダル、おめでとうございます。
それにしてもエースの上野選手、連投に次ぐ連投で本当によく投げ抜いたと
思います。

私も上野選手が所属している事業所内に勤めており、社員食堂でチームメート
と一緒に食事しているのを時々見かけました。

今日は職場でもこのソフトボールの話題で持ちきりでした。
普段はそれほどソフトボールに関心があるわけではありませんが、オリンピック
優勝ともなると同じ事業所内にいるというだけで、誇らしくなるのが不思議です。

企業のシンボル・スポーツ運営は大変のようですが、社員に元気を与えてくれる
効果もあるようです。

    ◇   ◇   ◇

オリンピック出場選手のコメントを聞いていると、「気持ちで負けない」というのが
よく出てきます。
これは「相手を恐れない」ということでしょうか。同じくらいのレベルならその通り
だと思いますが、明らかに格上の場合この気持ちを維持するのは難しいような
気がします。

囲碁の場合、一階級差くらいなら互戦で「気持ちで負けてはいけない」という
気持ちになりますが、それ以上の差があるとビビッてしまいます。
そんな場合は勝負にこだわらず、一局の中で「ナルホド」と感じる場面を脳裏
に焼き付けていきたい思いいます。



2008-08-21 第33期碁聖戦第4局/張碁聖が3連覇、二冠守る

 張栩碁聖に山下敬吾棋聖が挑戦していた第33期碁聖戦五番勝負の第4局は
8月15日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、張碁聖が黒番中押し勝ちし、
通算3勝1敗で防衛、碁聖3連覇を果たした。
 張碁聖は名人と合わせ二冠を守った。名人戦七番勝負は9月4日から、現行の
7大タイトル戦で最年少挑戦者になった井山裕太八段(19)を迎え開幕する。

     (朝日囲碁Webより抜粋)

        ◇  ◇  ◇  ◇

張栩碁聖が足早に先行、山下棋聖が厚味で対抗する構図は予想通りの展開。
中盤、山下の疑問手に張が反撃、大コウを制しての勝利でした。
本シリーズは山下が初戦を制したあと、張が3連勝でタイトル防衛となりました。
このところ「山張対決」は張碁聖が優勢のようですが、相性もあるのでしょうか。

本シリーズの4局はすべて中押し勝負でしたが、全般的に中押しでの決着が多く
なったように思われます。これも中韓の影響でしょうか。

今週の「週刊碁」は他の週刊誌と同様に合併号でありません。よってこの碁聖戦
の詳細もよく分かりませんでした。
また北京オリンピックの影響もあり、この碁聖戦も影が薄くなってしまいましたね。

        ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局は東京の日本棋院。地方対局に比べて棋士は楽で、主催者もやり
易い点はあるのでしょうね。

日本棋院は千代田区五番町、「JR市ヶ谷駅」近くの帯坂沿いにあります。
この「帯坂」、『怪談・番町皿屋敷』中の人物・お菊が、髪を振り乱し、帯を引き
ずりながら逃げた場所、という伝説が残っているそうです。
趙治勲九段は髪を振り乱して対局していますが・・・、関係ないですね。

夏になるとこの種の怖ろしい話がクローズアップされます。あの「背筋がゾォ〜」と
するのが夏向きなのでしょうか。
タレントの稲川淳二さんも大忙しでしょうね。



2008-08-18 夏期連休2008

今年の夏期連休(8/9〜8/17の9日間)も終わり、今日から日常に戻りました。
ハイキングと風鈴会で2日間、あとネット碁も30局以上は打ったと思います。
勝率は5割をやや下回った感じですが、局数が多いと思考が雑になってダメで
すね。
健康維持のサイクリング&ウオーキングにも時々出かけ、減量まではいかな
かったでしょうが、わりとヘルシーな連休だったと思います。

    ◇  ◇

世の中の出来事は「北京オリンピック」に席巻されました。
高校野球や終戦記念日なども「北京オリンピック」で、影が薄い感じでした。
個人的にはあまりお祭り騒ぎは好きではないので、もう少し静かな日常にして
ほしいと思っていますが・・・。

    ◇  ◇

オリンピックといえば今年10月に北京で「第1回ワールドマインドスポーツゲー
ムズ(頭脳五輪)」が開催されるというニュースを見ました。
囲碁競技の日本参加棋士ももう決まっているようですが、こちらは韓国と地元
中国の二強に日本勢がどこまで食い込めるかが見どころでしょうか。

北京オリンピックの柔道を見ていて、
国際化が柔道の精神を変えてしまっ
たと嘆く関係者も多いようでした。

柔道と同様に日本の伝統である囲碁も、
国際化にともない「棋道」の精神が薄く
なっているように感じます。

強弱だけの追求でなく、精神性や美意識
を忘れてほしくないものです。


2008-08-16 真夏のハイキング2008/上信・高峰高原

昨日(8/15)は上信・高峰高原にある水ノ塔山・篭ノ塔山に行ってきました。
高峰温泉から二つの山を周回する歩行時間:3時間15分ほどのハイキング・
コースです。



     東篭ノ塔山頂より、烏帽子岳(左奥)、湯の丸山(中央)

天気は最初、霧で見通しが悪かったのですが途中から晴間も見え、山頂からの
眺望もまずまずでした。
連休中でしたがハイカーもそれほど多くもなく、静かな山行となりました。
それでも下山した「池の平湿原入口」の駐車場は結構な賑わいでしたね。

ハイキングの後の温泉は高峰温泉。温泉の質は良く趣きもあるのですが、
湯船が狭く混雑していました。
平日にのんびりと訪れたら、もっと楽しめたと思います。

   ◇  ◇  ◇

今年のハイキングは5月連休以来の2回目となります。もう少し回数を増やし
たいと思っていますが、計画や準備が面倒で年2、3回のペースとなっています。

ハイキングの目的は普段では見られない山頂の景色、体力維持などありますが、
第一は目標を達成した充実感でしょうか。



2008-08-15 少年少女囲碁全国大会2008

第29回少年少女囲碁大会が8月5、6日の両日に渡って東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行わ
、小学生の部では平野翔大(東京・新宿区立牛込仲之小学校・6年)くんが、中学生の部
では
夏冰(京都・京都市立西京高等学校附中学校・3年)くんがそれぞれ優勝した。

■小学生の部
 優勝 平野翔大(東京)
 準優勝 坂倉健太(広島)
 3位 斉藤正樹(神奈川)
 4位 阿部良希(兵庫)

■中学生の部
 優勝 夏 冰(京都)
 準優勝 矢次右京(福岡)
 3位 玉井一輝(岐阜)
 4位 小山和之(埼玉)

    ◇   ◇   ◇

■群馬県勢の成績
▽小学生の部
 宮崎 裕貴(前橋・天川小)1勝2敗で決勝T進出ならず
 惣蔵 夕輝(伊勢崎・広瀬小)1勝2敗で決勝T進出ならず

▽中学生の部
 小沢 弘季(渋川・子持中)1勝2敗で決勝T進出ならず
 北爪 裕幸(沼田・南中)1勝2敗で決勝T進出ならず

             (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

中学生優勝の夏冰くんは昨年に続いての二連覇、プロを目差すのでのでしょうか。
小学生の上位入賞者からプロになった人は結構いますが、中学生の場合は年齢
的に微妙なところです。
プロになれるのはほんの一握りの英才のみ、小・中学生の段階で進む道を決断
するというのは大変なことです。

群馬県勢は残念ながら決勝トーナメント進出はなりませんでした。やはり全国
レベルの壁は高いようです。
今回は苦戦でしたが今後は県内のレベルアップを図り、上位をめざしてしてほし
いものです。



2008-08-14 小・中学校囲碁団体戦全国大会2008

 小・中学生による囲碁の団体戦「文部科学大臣杯 第5回小・中学校囲碁
団体戦全国大会」が8月3、4の両日、東京の日本棋院で行われ、小学校の
部は埼玉のさいたま市立北浦和が、中学校の部は栃木の栃木市立栃木南が
それぞれ初優勝し、団体日本一の座に輝いた。

 【小学校の部】
▽優勝=さいたま市立北浦和(埼玉) ▽準優勝=横浜市立大豆戸A(神奈川)
▽3位=新宿区立市谷(東京) ▽4位=千代田区立九段(東京)
▽5位=帯広市立明和(北海道) ▽6位=香川大教育学部付属坂出(香川)
▽7位=佐々町立口石(長崎) ▽8位=仙台市立八幡(宮城)

 【中学校の部】
▽優勝=栃木市立栃木南(栃木) ▽準優勝=浅野(神奈川)
▽3位=筑波大付属駒場(東京) ▽4位=三田市立富士(兵庫)
▽5位=洛南高付属(京都) ▽6位=富士吉田市立下吉田(山梨)
▽7位=北海道教育大付属旭川(北海道) ▽8位=岩手(岩手)

               (産経囲碁Webより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

群馬県勢の成績
・小学校団体:
 伊勢崎市立広瀬小学校(栗原貴大、惣蔵夕輝、惣蔵あさき)
 1勝2敗で決勝T進出ならず

・中学校団体:
 伊勢崎市立第二中学校(栗原慶、大塚恒、丸山勇人)
 2勝1敗で決勝T進出ならず

             (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

昨年までは都市圏の学校が上位を占めていましたが、今年は地方の公立校が
がんばっているようです。

本大会も5回を数え、囲碁団体戦として定着しつつあるように思いますが、学校
のクラブ活動が盛んになったかというと、まだまだという感触です。

    ◇   ◇   ◇

閉会式で高尾十段の挨拶:
「選手のみなさんが囲碁に没頭している姿が印象的でした。囲碁の道を選ぶ人
はもちろん、他の道へ進む人も今回の経験を生かしてがんばってください」

本当にその通りだと思いましたね。



2008-08-11 三々に入るタイミング/風鈴会

昨日(8/10)は定例の「風鈴会」の日、講座の内容は
「三々に入るタイミング、入ったあとどうする?」でした。

TVや雑誌などでプロの対局を見ていると「三々」をめぐる
駆け引きが多く出てきますが、個人的にはあまり三々に
入る展開は好みません。

目先の利益に食いつくようで、「セコイなあ〜」という感じがするからでしょうか。
相手が三々に入ってきたら「地は削られても、外勢でカバーできるから」と納得
するようにしています。

でも「ここは絶対入っていかなくては」というタイミングがあるようです。
また相手が三々に入ってきたときの対応策も重要なポイントになります。
局面を見極めて効果的な「三々をめぐる戦術」を、考えていきたいと思ってい
ます。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局で2連勝し昇段しました。この風鈴会では3連勝で
昇段するシステムになっています。
入会してから4段階のレベルをエレベーターのように上下していますが、
今回その最上位に復帰しました。

前回、最上位に上がったときは「明智光秀の三日天下」のようにすぐに落ちて
しまいました。
今回も同様に不吉な予感が横切りますが、最上位の在位期間を少しでも長く
しなければと思っています。
でも「思い入れ」だけでは位は維持できません。研鑽、研鑽・・・。



2008-08-08 第33期碁聖戦第2・3局/張栩、連勝

◆第3局
 第33期碁聖戦5番勝負の第3局は7月31日、沖縄県那覇市で打たれ、白番の
張が中押し勝ちして2勝1敗とし、3連覇に王手をかけた。第4局は15日、東京都
の日本棋院会館で行われる。

◎二連勝の張は「激しい戦いだったが、自分なりにうまく打てた。勢いみたいなもの
を感じる」と、充実の表情。「できれば次で決めたい」と意欲的に語った。

◎一方の山下は、「全体的に悪かった。第4局まで日にちがあるので、立て直したい」
と再起を誓った。
          (沖縄タイムスより抜粋)

◆第2局
 第33期碁聖戦5番勝負の第2局が7月27日、新潟県長岡市で打たれ、黒番の
張碁聖・名人が中押し勝ちし、勝敗を1勝1敗の五分に戻した。

◎タイに戻した張碁聖・名人は「思い通りの碁が打てた。山下さんは粘り強く、勝ち
きるまで大変だった。(次勝てば)王手だが、意識せずリラックスして臨みたい」と気
を引き締めていた。

◎敗れた山下棋聖・王座は「最初からまずい碁で、勝ち目がなかった。早く忘れて
次回に全力投球したい」と疲れた表情だった。
          (新潟日報より抜粋)

        ◇  ◇  ◇  ◇

張栩碁聖(名人)が2連勝と快調です。キメ細かい打ちまわしで山下挑戦者の
豪腕を巧みに封じているようです。
一方、第1局で好スタートをきった山下棋聖ですが、第2・3局では攻めが空回り
している感じです。
対戦成績も張栩碁聖がリードしており、山下棋聖にとっては苦しい展開になり
そうです。

        ◇  ◇  ◇  ◇

第3局の対局地は沖縄県那覇市の「ロワジールホテル那覇」。
この碁聖戦は、「沖縄タイムス」創刊六十周年事業として開催したそうです。
60年というと戦後間もない頃のスタートになります。

戦中の1940年代から1972年の本土復帰までの30年近くは、本土では想像
できないような苦労があったと思います。

しかし沖縄出身のタレントやミュージシャンを見ていると、過去の暗い影など
感じさせない海洋風な明るさがありますね。

沖縄出身のプロ棋士というと、時本壱・九段、新垣武・九段、下地玄昭・六段、
知念かおり・四段、玉井伸・二段、関西の新垣朱武・八段がいます。
全体的におおらかな棋風のように思いますが、どうでしょうか。

        ◇  ◇  ◇  ◇

第2局の対局地は新潟県長岡市の
「長岡グランドホテル」。
長岡といえば花火大会が有名です。

今年はもう終わってしまったようです
が、一度は訪れてみたいものです。

私の親戚が「三河花火」の製造をして
おり、むかし工場が爆発したことがあり
ました。

華やかな舞台裏は危険と隣り合わせ
なんですね。

花火大会が始まる前のワクワク感と、
終わった後のもの悲しさ、「真夏の夜
の夢舞台」のようです。


2008-08-05 全国高校囲碁選手権2008

団体戦:男子は駒大岩見沢、女子は松韻学園福島がV

第32回全国高校囲碁選手権大会は7月28、29の両日、東京・市ケ谷の日本
棋院会館で団体戦が行われ、男子は駒沢大付属岩見沢(北海道)、女子は松韻
学園福島(福島)がともに初優勝を飾った。
 団体戦の2位以下は次の通り。
<男子>(2)下関西(山口)(3)開成(東京)
<女子>(2)洛北(京都)(3)弘前(青森)

個人戦:闇雲さん、藤田さんが高校本因坊に

前日に続いて個人戦が行われ、男子高校本因坊に闇雲翼さん(三重・津2年)、
女子高校本因坊に藤田光彩絵さん(東京・十文字3年)が決まった。闇雲さんは
初、藤田さんは2年連続優勝。

2位以下の入賞者は次の通り。
<男子>(2)後藤春彦(岡山・津山)(3)加畑陽一(東京・都立武蔵)
<女子>(2)小原侑子(兵庫・雲雀丘学園)(3)山崎陽香(栃木・学悠館)

        (毎日囲碁Webより抜粋)

       ◇   ◇   ◇   ◇

群馬県勢の成績

・男子団体:高崎高(笹口、石関、野中)2勝1敗で決勝T進出ならず
・女子団体:前橋育英高(野倉、品川、新保)1勝2敗で決勝T進出ならず
・男子個人:笹口(高崎高)2勝1敗、
荒井(館林高)1勝2敗で決勝T進出ならず
・女子個人:野倉(前橋育英高)1勝2敗で決勝T進出ならず

       (日本棋院HPより抜粋)

       ◇   ◇   ◇   ◇

高校囲碁界もここ数年は従来の名門校、伝統校という景色が様変わりしてきま
した。
この変化が高校囲碁界の上げ潮になれば上々なのですが・・・。

今週の「週刊碁」トップページは「全国高校囲碁選手権/高校夏の陣」で、プロ
棋戦の碁聖戦第3局は最終ページに回されています。
どちらが読者受けするか難しいところですが、一般受けするのは「高校囲碁」で
しょうか。
プロ棋戦とアマ棋戦の活性化は囲碁普及の両輪、一人でも多くの人が注目して
ほしいものです。



2008-08-04 第3期アマ囲碁名人戦/尹さん、名人位奪還

 神奈川県湯河原町の「ゆがわら石亭」で打たれていた第3期朝日アマチュア
囲碁名人戦三番勝負は7月27日、第2、第3局が打たれ、前アマ名人の挑戦者・
尹春浩(ユン・チュンホ)さん(27)=大阪市西区、囲碁指導員=がアマ名人の
洪(ホン)マルグンセムさん(26)=東京都板橋区、囲碁道場師範=に2連勝。
通算2勝1敗でアマ名人に返り咲いた。

 前日の第1局に敗れてあとのない尹さんは、午前の第2局できわどく黒番半目
勝ちを収めると、午後の最終局では後半の洪さんの攻めを巧みにしのいで黒番
12目半勝ち。昨年の三番勝負で洪さんに敗れた雪辱を果たした。
 尹さんは韓国出身で、4年前に洪さんとともに来日。アマのトップクラスとして
各アマ棋戦で活躍している。

       ◇

第3回アマ囲碁名人戦全国大会/尹選手が2度目の優勝

 第3回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会は2日目の7月21日、決勝戦で
招待出場の囲碁指導員尹春浩(ユン・チュンホ)選手が兵庫県代表の碁会所
経営諸留康博選手(40)に黒番中押し勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
尹選手は前アマ名人。昨年名人位を奪われた洪(ホン)マルグンセム・アマ名人
(26)への挑戦権を獲得した。両者による三番勝負は26、27の両日、神奈川県
湯河原町で打たれる。

   (asahi 囲碁Webより抜粋)

       ◇   ◇   ◇

アマ名人戦全国大会優勝の尹さんが余勢をかってアマ名人位を奪還しました。
3期目となる本大会、韓国出身の囲碁インストラクター両者の決戦が続いてい
ます。

昨今のアマチュア全国大会の顔ぶれを見ると、囲碁インストラクターもしくは院生
OBが多くなってきました。
以前は会社員や教授など「純アマチュア」がほとんどでしたが、選手の構成も
変化しているようです。
ただ過去のアマ著名選手も、ほとんどは学生時代を囲碁漬けで過ごした人達で
しょうね。



2008-08-02 玉村町2008/8月度囲碁大会

今日(8/2)は町内の囲碁月例会。
参加者は20名と暑い中よく集って
います。

今秋の囲碁合宿開催に先立ち、日程
や場所などアンケートを募りました。

まだ結果はまとまっていませんが、
そこそこ参加者は集まりそうです。

私の成績は5割でしたが、あまり悔しいという感じが少なくなってきました。
この会全体が和やかな雰囲気で、あまり張り詰めた空気ではないのですね。

上達のためには「悔しさをバネに」という気持が必要なのですが、年齢と共に
淡白になるのでしょうか。


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