●○● 天声人碁 ●○●


2009年5月

2009-05-29 宿泊の囲碁イベントに参加したいけど・・・

「週間碁」に「サマー囲碁カーニバル(7月中旬)」と「囲碁ゼミナール(9月
中旬)」のPR記事は載っていました。
以前からこのような囲碁イベントに参加したいと思っていましたが、なかなか
機会に恵まれませんでした。

仕事の方は余裕ができたので、日程上の問題は無さそうです。
日程の次は費用の問題ですが、わが家の財務省と予算折衝が必要です。
(チョット大げさですが・・・  )

難航が予想されますが、理解してくれるものとしましょう。

あと一人で参加するのはちょっと心許ない気がするので、仲間を探して行き
たいところです。
そんなことで参加に当たっては面倒なこともありますが、何とか実現したいと
思っています。 



2009-05-27 第57回NHK杯/鈴木歩四段、大きな一歩

今期NHK杯の1回戦第7局(5/17放送)は、鈴木歩・四段(先番)と林子淵
七段の対戦。黒番の鈴木四段が地合いで先行、左上からの中央の大石を
しのぎ優勢に。
最後は林七段が地で足らずと黒模様の上辺に打ち込むも、鈴木四段の強打
に撃沈。鈴木四段の中押し勝ちとなりました。 

解説の溝上八段が鈴木さんのヨミの確かさを強調していましたが、難しい
局面でも冷静な対処が見事でした。表情もクールで、第一線のキャリア・
ウーマンという印象でしたね。

一方の敗れた林七段、一昨年のNHK杯では謝さんに敗れており、この棋戦
では女流に2戦2敗と花を持たせる結果となりました。
実力的には段位でみても一枚上だと思うのですが、フェミニストというか女難
の相でもあるのでしょうか。

今期NHK杯には4名の女流棋士が登場しますが、開幕戦で謝依旻・女流
本因坊/女流名人が勝利しており、現在2戦2勝となっています。
この両者に続き、加藤啓子・女流最強位、梅沢由香里・女流棋聖がこれから
登場します。善戦を期待しまよう。



2009-05-25 朝日アマ囲碁名人戦県大会/2009本戦




昨日(5/24)は先週の予選に引き続き「アマ名人戦県大会(準々決勝〜決勝)」
が行われ、大会運営のサポートです。

 ・優 勝:奈良さん
 ・準優勝:安田さん
 ・3 位:石井さん

優勝(県代表)は奈良さん、対局中は眠っているような表情ですが、頭の中
は深いヨミがかけ巡っているのでしょうね。
以前は京都に在住し、各種のアマ棋戦で京都代表として上位に進出してい
ました。10年ほど前から実家の群馬に拠点を移されたようです。

準優勝の安田さんは70歳を超えているでしょうか、ベテランらしい戦いぶりで
準優勝は見事な成績です。

3位の石井さんは奈良さんに並ぶ県下の強豪ですが、準決勝で奈良さんに
破れました。いつも持ち時間ギリギリで対局時計を気にしている長考派です。

   ◇   ◇

今回ベストテンの年齢をみると奈良さん:50代、安田さん:70代、石井さん:
60代と、ほとんどは50代以上でした。
都市部では若手の進出も著しいようですが、地方ではベテラン勢がまだまだ
幅をきかせているようです。

ベテラン勢の活躍の場があること自体はよいのでしょうが、地域の囲碁界活性
化には若手の台頭が必要でしょうね。 



2009-05-24 本因坊秀栄から軽やかさを学ぼう/風鈴会

昨日(5/23)は定例の「風鈴会」の日。

講座の内容は「本因坊秀栄から軽やかさを学ぼう」という
テーマで、明治31年の「白:本因坊秀栄と黒:田村保寿
(本因坊秀哉)」の棋譜解説。

秀栄の柔軟な着想と明るい形勢判断が、成長株の保寿の勢いを封じ込んだ
白番の名局とのことでした。
解説を聞いて「なるほど」と思いましたが、ザル碁党が真似するには難しそう
です。

秀栄は清貧の名人として、その生き方を評価する人も多いようです。
「清貧」といえば故中野孝次さんの「清貧の思想」を思い起こします。
その中野さんが提唱した若手棋士の登竜門となる「中野杯U20選手権」。
今年も第6回を数え先週、スタートしました。
中野さんの遺志を受け継いで、世界に通じる棋士が育ってほしいものです。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局は1敗1勝。
●1局目は何回か対戦してるT亀さん、当方の先番。序盤から薄い打ち方が
 破綻して敗勢に、後半の追い上げもコウ材不足で投了。
○2局目は生真面目な感じのS藤さん、互先の黒番。弱みを抱えての競り合い
 でしたが、相手の緩着に助けられて白星でした。

2局とも競り合いの碁でしたが、中盤の読み合いの差が勝敗を決めました。
読みの能力は即、身につくものでもなくジレンマを感じますが、地道に詰碁な
どの訓練が必要でしょうね。 

   ◇   ◇   ◇

例会後の懇親会は「新型インフル」のこともあり、遠慮しました。
講師の鈴木プロも手合いに備えて、マスクをしての講義。騒ぎ過ぎとの声も
ありますが、未経験な事がらの判断は難しいですね。



2009-05-21 第64期本因坊戦第1局/羽根本因坊が逆転勝ち

 石川県能美市の辰口温泉まつさきで5月13日から行われた第64期本因坊
決定戦七番勝負の第1局は羽根直樹本因坊(32)が挑戦者の高尾紳路九段
(32)に白番2目半勝ちした。第2局は27、28の両日、大分県宇佐市の宇佐
神宮で行われる。

 羽根が持ち前の粘り強さと深い読みで逆転勝ちし、初防衛に向けて好発進
した。
 右上隅から始まった戦いは、高尾が手厚い形を作り、羽根が左下隅を固めて
一段落。高尾は下辺に先着し、優勢を拡大した。
 しかし、羽根は白144とこん身の勝負手を放った。そこまで冷静に対処して
いた高尾が黒145と反発したため、コウ争いに。黒147のコウだてがまずく、
白148と打たれて一気に混戦となった。延々とコウ争いが続く中、最後は羽根
が高尾を差し切った。

<羽根本因坊の話>
 右下の白を攻められ、わからなくなってしまいました。でも、下辺の難しいコウ
がうまくいったので、よくなったと思いました。

<高尾九段の話> 黒119でチャンスが来たかと思いましたが……。黒145
で普通に打っても、自信はありませんでした。

            (毎日新聞より抜粋)

       ◇   ◇   ◇

毎度、一週間遅れの本因坊戦コメントです。 

週刊碁のタイトルは「高尾ツメで誤算!?」「羽根魅せた終盤力」。

羽根本因坊は「忍の貴公子」というニックネームがありましたが、「らしさ」の
出た一局のようでした。

一方の高尾挑戦者、1ヶ月ほど前に十段位を奪われ無冠に。そして対局の
数日前には師匠:秀行師の逝去と、本局に臨む意気込みも並々ならぬものが
あったでしょうが、残念な結果となりました。

       ◇   ◇   ◇

今回の対局地は石川県能美(のみ)市の辰口温泉「まつさき」。

---以下、能美市HPより抜粋---

美市は石川県の南部、加賀平野のほぼ中央に位置し、県都金沢へは北東
約20kmの距離にあり、南には日本海側の拠点「小松空港」がある小松市が
隣接している。
当市の北側には標高2,702mの白山から流れ出る手取川と梯川に挟まれた
扇状地と、日本海に面した美しい海岸線があり、南側には白山山系に連なる、
なだらかな丘陵地である能美丘陵を擁する、海・川・山・平地に恵まれた、非常
に豊かな地勢である。
2005年(平成17年)2月1日、能美郡の根上町・寺井町・辰口町が新設合併して
発足。 人口は約4万9千人。

出身著名人はメジャーリーグの松井秀喜、元首相の森喜朗。九谷焼や辰口
温泉でも有名だそうです。

手取川というと「手取川の戦い」が思い浮かびます。これは上杉謙信率いる
「上杉軍」と柴田勝家率いる「織田軍」の戦い。
結果は七尾城落城により撤退中の織田軍を上杉軍が追撃する形となり、
織田軍の大敗となりました。
手取川古戦場(白山市湊町)近くには

「上杉に遭ふては織田も名取川(手取川) はねる謙信 逃ぐるとぶ長(信長)」

の石碑があるそうです。

織田軍は秀吉の勝手な離陣など内部の問題もあったようですが、不利な状況
をいかに少ない犠牲で収め、次のチャンスに備えるか。
これは囲碁の戦術でも同様な教訓と云えそうです。



2009-05-19 万波佳奈、こども囲碁入門教室&囲碁指導交流会




昨日(5/18)、伊勢崎市立名和小学校で「万波佳奈女流棋士のこども
囲碁入門教室」が行なわれました。

(開催案内)

入門教室は小学1年〜3年の80人ほどを対象に、万波さんが囲碁の
ルールから九路盤対局ができるまでの指導をされました。
(名和小OBの三谷哲也五段もサポート役で参加)

ボランティア数名の方がサポートされていましたが、子供たちを集中さ
せるのは大変ですね。
それでも普段の年配の指導者と異なり、年齢差の少ないお姉さん
(万波四段)、お兄さん(三谷五段)の方が親しみを感じるでしょうね。

万波さんの子供たちへの接し方は、学校の先生と比較しても遜色のない
レベルだと思いました。

プロ棋士は対局がメインで勝つためには日々の研究も必要でしょうが、
こうした入門教室や各種イベントなどにも多くのエネルギーを費やされて
いると思います。
対局と普及活動に奮闘される万波プロの活躍を期待しています。 

    ◇   ◇

この入門教室は放課後の1時間半で、その前後の時間に万波四段、三谷
五段、伊勢崎市や近郊の子供囲碁指導者による交流会がありました。

足利市の「あすなろ会」や伊勢崎市の小学校囲碁クラブの活動報告、
入門指導のノウハウなど多数の意見・質疑が交わされました。

万波プロからも指導ノウハウなど、有益なアドバイスを頂きましたね。
(三谷プロは無言でしたが・・・

地方の子供向け囲碁教室は定年後のボランティアによるところが多く、
組織、運営方法、指導ノウハウなども経験則で統一性に難点があるよう
に思われます。

できれば子供向けの囲碁インストラクター制度のようなものを設け、運営
手法、指導ノウハウ、児童心理学などの知識・技術を共有し、「ジュニア
囲碁インストラクター」として認知されれば改善できるのではないかと思って
います。
・・・と云うのは簡単なんですが、実現までは大変でしょうね。

いろいろありましたが、今回の企画は本当に意義があったと思います。
主催のスタッフの皆様、ありがとうございました。 



2009-05-18 朝日アマ囲碁名人戦県大会/2009予選




昨日(5/17)は「朝日アマ囲碁名人戦県大会」の予選があり、大会運営の
サポートをしてきました。
参加者は58名とほぼ昨年並みで、昨日は1回戦〜3回戦でベスト8までの
選抜、来週は県名人位・十傑の決定戦となります。

昨年の県名人、長谷川さんは3回戦でベテランの安田さんに苦敗を喫し、
連覇を逃しました。
先週の高校選手権に出場していた高校生2名は残念ながら初戦で敗退、
社会人の壁は厚いようです。

来週は準々決勝〜決勝が行われますが、予想としては実績のある奈良
さん、石井さんあたりが有力でしょうか。

    ◇   ◇

本大会は朝日新聞社と日本棋院の主催で、昨日は朝日新聞の記者が
取材にきていました。
記者は若い女性でしたが「囲碁」について知識がなく、日本棋院県連合
会長の高山さんが囲碁のルールや試合方式をレクチャーしていました。

報道関係における囲碁の認知度アップも普及活動には必要な要件ですね。



2009-05-17 昨日は花嫁の父、2009春

昨日は長女の結婚式。花嫁の父役も無事に
終わりホッとしています。

朝から気配りで本当に疲れましたね。頭を
下げた回数も今までで一番
多かったのではないでしょうか。

この苦労も娘の幸せの代償と思えば安いもの
だと思っています。

最後の娘からのメッセージで、子供の頃の話が出てきましたが「そんな
こともあったな〜」と感慨深く聞いていました。

娘が幼稚園の頃に単身赴任をしていましたが、「帰ってくるのが待ち遠し
かった」というセリフには胸が痛みましたね。

昨今、「婚カツ」とかで結婚事情もいろいろ難しいようですが、とりあえず
ヤレヤレという心境です。 



2009-05-15 明日は花嫁の父、2009春

明日は長女の結婚式。昨年秋には次女の結婚式があり、この半年ほど
はあわただしかったですね。

といっても父親は状況を見ているだけで、特別これといった事をしている
わけではありませんが・・・。

女房殿はあれこれと娘たちにアドバイスしたり、準備を手伝ったりとテン
ションを上げています。

結婚する当人は去年の夏に入籍し、すでに同居していますのでそれほど
の感慨もなく、「セレモニー」そのものになりそうです。

   ◇   ◇   ◇

昨日は結婚写真の「前撮り」ということで、午後から20時過ぎまで付き
合わされました。
衣装を替え、場所を替え、プロのカメラマンも大変です。

私はカメラマンが撮る合間をぬってスナップ写真を撮っていましたが、
約4分の3の時間は待ち時間でした。

この待ち時間は事前に予想されていましたので、日本棋院発行の「新ポ
ケット手筋200」を携行し、最初のページから最後まで眺めていました。

棋力アップにつながればベターですが、即効性を期待するのは無理で
しょう。
何事も基本の繰返しで、体に浸透させることが必要ですね。



2009-05-13 新聞社のサイト、「囲碁」の分野は・・・

新聞社(全国紙)のサイトマップで、「囲碁」はどの分野に属しているか
調べてみました。

・朝日:エンタメ(エンターテイメント)
・読売:趣味・生活
・毎日:エンタメ&スポーツ
・産経:文化
・日経:生活を楽しむ

一般的には「娯楽」に属するのが多いようですが、「産経」は文化に分類
しています。

一般の囲碁ファンが対局するのは「娯楽」でしょうが、プロの七番勝負など
は文化の香りもするということでしょうか。
故・秀行師は芸術だと云われたそうですが、そんな一面もあるのかも知れ
ません。

国際棋戦で結果を出せない日本囲碁界ですが、数百年にわたって積み
重ねられた棋道の心は大切にしたいものです。
そして日本の囲碁が「文化」として、広く認知されてほしいと思います。



2009-05-11 藤沢秀行師の棋譜解説/風鈴会

昨日(5/10)は定例の「風鈴会」の日。
講座の内容は当初の予定を一部変更して、5/8に亡く
なられた藤沢秀行師の棋譜2局の解説がありました。

時の話題に合わせた講座ということで、意義ある内容
でした。

秀行師の棋風は「異常感覚」という評価がありますが、解説の2局は本格
的で地にこだわらず、あくまで手厚い内容でした。

戦後三羽烏(藤沢秀行、山部俊郎、梶原武雄)などと呼ばれた時期があり
ましたが、「昭和は遠くなりにけり」ということでしょうか。

もう一局は講師・鈴木プロの若い頃の棋譜解説。一本調子の攻めの碁でし
たが、最後まで方針を貫くことが大切ということでした。

この頃の「攻め」中心の棋風は師匠(故・加藤正夫名誉王座)ゆずりとの
ことですが、なるほどと思いましたね。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局は1敗1勝。
●1局目は韓国のOさん、互戦の先番。秀行師にならって手厚く打ち進め
中盤までは気分のいい展開でしたが、後半、模様にほころびが出て大敗。
この敗戦で降段です。

○2局目は先輩らしきH鎌さん、向こう先の白番。本局もじっくりと厚味を
生かして進行、相手の薄い地模様を食い破って優勢となりました。



2009-05-09 玉村町囲碁会/2009年5月、月例大会

今日(5/9)は町内の囲碁月例会、参加者
は25名でした。

優勝(4連勝)はA井さん、いつも安定した
成績を残しています。
本会の中では若手で役場に勤務と聞いて
います。

私の成績は○○●●の2勝2敗、最初に2連勝しているので3位になりま
した。3局目、4局目になると、雑な打ち方になってします。反省。

   ◇  ◇

第1局目の碁は、地元の上毛新聞の囲碁欄に掲載して頂けるということで、
記者(K悦さん)の記録付きです。
地方紙とはいえ、読者に恥ずかしい棋譜を見せるわけにはいきません。
緊張しますね。

相手は本会役員のO原さん、私の常先です。
あらかじめ先番と決まっていたので、今朝1時間ほど「結城聡/世界の
新手法ガイド」という棋書を読み返して、本局に臨みました。
序盤は本書のアドバイス通りに進み、厚みで優勢になったと思いました。
しかし中盤で紛れ形勢不明でしたが、O原さんの読み違えにより、要石を
取り上げゲームセット。幸運でした。

掲載されっるのは4〜5ヶ月ほど先とのことですが、白星でホッとしてい
ます。



2009-05-08 旬の人、小林千寿・五段

今週の「週刊碁/旬の人」に海外普及に奔走する小林千寿・五段の
談話が掲載されていました。

※以下、「週刊碁」より抜粋

「棋道」を発信、日本文化に誇りを

長く海外普及に取り組んできた、小林千寿五段。「文化交流使」なる
肩書のもと、都合1年7ヶ月間、これまでとはちょっぴり違うスタンスで
海外普及に情熱を注いできた思いを聞いた。

----途中、略----

「ただの碁では・・・」

−海外普及、これで軌道に乗ったといえますか。

「とんでもない。文化交流使というのは自国の文化を知って、相手の
文化を知って。それで成り立つ。今現在はお互いにまだ安定していま
せん。

たとえば、ルールを知れば、インターネットで棋譜も詰碁も手に入り、
対局もできる時代。若い人はどんどん強くなる。だけど日本の文化の
中の碁から見ると、ただの碁。棋道ではない。私は碁ではなく日本で
育った棋道を伝えたいですね。

特に今は中国、韓国のプレイヤーたちも世界で教え始めています。
今、日本が発信しなかったら勝負だけを争うただのゲームになってし
まいますね。マナー、精神性が消えていきます。それについてはかな
りの危機感を感じています」

−明るい兆しは?

「日本文化は他の国が簡単に追随できないものばかり。平和な中で
何百年もかけて培われたきたわけですから。
もっと自信を持てばいいと思います。世界的にみると日本文化は大人
のディズニーランドのように平和で水準の高い楽しい国だと思います」

----以下、略----

    ◇   ◇   ◇

国際棋戦で苦戦を強いられている日本囲碁界ですが、「囲碁」を伝統
文化としてとらえる姿勢は共感できます。
しかし、一般の囲碁ファンに「棋道」という精神がどこまで浸透している
か、難しいところがあります。

これまで世界の歴史はパワーゲームの繰り返しでしたが、強弱より
精神性や美意識に価値があると思いたいですね。(ちょっと大げさで
すが・・・)



2009-05-06 少年少女囲碁大会(群馬県)/2009




今日(5/6)は「少年少女囲碁県大会(個人戦)&認定大会」が行われま
した。参加者は約80名と昨年よりやや微増の状況です。
これは伊勢崎地区の小学生低学年(13路盤戦)の参加者が増えたこと
で、普及関係者の熱意の結果だと思います。

全国大会への代表決定戦は中学生が小沢君と小林君、小学生は惣蔵君
と近藤君に決定しました。
全国大会のハードルは高く苦戦が予想されますが、大会までに研鑽し一つ
でも上をめざしてほしいと思います。

「少年少女囲碁大会」は個人戦と団体戦がありますが昨年までは団体戦を
先に行い、今回の個人戦は後でした。
今年は個人戦を先に行うように変更しました。これは個人戦の参加者の中
から、同じ学校のチームを組める可能性に期待したものです。

約一ヵ月後に団体戦が行われますが、多くのチーム(3人/チーム)が参加
してほしいものです。

   ◇   ◇

本大会で私は認定状の作成と写真撮影でしたが、フル稼働で疲労コンパイ
の状態です。
といっても私より先輩の役員の方々が奮闘しているのを見ると、泣き言を
云ってはいられませんね。



2009-05-04 大河ドラマ「天地人」/囲碁シーン

昨夜(5/3)放送のNHK大河ドラマ「天地人」で囲碁シーンが見られました。
対局ではなく、直江兼続(妻夫木聡)が碁を並べながら戦術を考えている
シーンです。
昨年の大河ドロマ「篤姫」では何度も囲碁シーンが登場しましたが、「天地
人」でも囲碁シーンの出番が多くなるといいですね。

このシーンの撮影に当たっては、日本棋院の桑本晋平六段が演技指導を
したそうですが、妻夫木さんはじめ出演者の方々にも関心を持ってもらえる
と有難いですね。

そういえば先週放送分で魚津城を死守していた上杉家重臣/吉江宗信
役の山本圭さんの奥様は小川誠子六段でした。
俳優と囲碁棋士、こんなカップルが増えたら囲碁界も賑やかになりますね。



2009-05-02 G・Wハイキング/沼田・三峰山



    上州・三峰山頂より谷川岳を望む

昨日(5/1)は群馬県沼田市にある三峰山(1,123m)に行ってきました。
「三峰山」という山名は全国各地にあるようですが、ここは群馬県沼田市の
「三峰山」です。

河内神社の駐車場から4時間ほどのハイキング・コースですが、時間の
わりには標高差も少なく適度なコースといえます。
天気にも恵まれ、途中の松林や新緑の樹木、山頂からは残雪の谷川岳
や武尊山が眺められ、快適な山行でした。

   ◇   ◇

ハイキングの後の温泉は登山口より少し離れた、沼田市利根町の南郷
温泉「しゃくなげの湯」に寄りました。
思ったほど客も少なく、ゆったりとした気分で温泉気分を堪能しました。

年に3回ほどのハイキングですが、体力トレーニングと自然とのふれあい
はまたとないリフレッシュです。
それでも昨夜は疲れてバタンキューでしたね。


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