根子岳ハイキング紀行

1.日時:平成16年4月30日(金)
2.目的地:菅平/根子岳(ねこだけ)、2,207m
3.参加者:店橋敏夫・佐藤幸人・加藤正二
4.行程(コースタイム)

 会社駐車場(7:40) → (上信越自動車道)
 → 菅平牧場(9:50〜10:00) → 根子岳(12:10〜13:30)
 → 菅平牧場(15:00) → ふれあい真田館(16:30〜17:50)
 → (上信越自動車道) → 会社駐車場(19:30)
根子岳より四阿山を望む
5.山行日誌

天気は上々、山頂もよい天気であることを願う。
藤岡インターから上田・菅平インターへ、連休だが車の流れは
順調。高速道路から眺める妙義や浅間周辺の山々がハイキン
グ気分をかきたてる。

上田・菅平インターから真田町を通り、菅平へ。途中、菅平湖
の周りでは桜が満開であった。菅平のホテル・ペンション街を
通って菅平牧場へ、ここが根子岳への登山口となる。

登山口の駐車場から目前の根子岳をめざす。少し歩いたとこ
ろでカモシカに出会う、しばらくこちらの方を見ていた。

振り返ると菅平のゲレンデが眺められるが、山を削ったあとが
自然の風情を損なう。スキー場は大きな経済効果をもたらす
が、自然を壊す一面ももっている。

牧場を抜けるとやがて白樺とクマザサの樹林帯となる。白樺
の新緑にはまだ早く、色彩的には冬に近い。風もなくむし暑い
中を1時間ほど登ると、樹林帯を抜け、眺望が開けてくる。とこ
ろどころにある残雪を踏みながら、一路山頂へ。
最後の30分ほどは岩のがれきの急登で苦しい、やがて広々
とした「根子岳山頂」に到着。

山頂からの景色はすばらしい。遠景はかすんではっきりはし
ない。東には昨年秋に登った「四阿山」の雄姿が眼前に迫る。
南東方面は浅間、湯の丸、烏帽子の峰々。西側には菅平の
スキー場、遠く北アルプスの白い峰々も望まれる。北側は志賀
高原の山々から草津白根山。

今回の山行、出会った人は登りでわずかに4人、山頂には1
時間以上いたが我ら3人のみでこの絶景を満喫することができ
た。これほど静かなハイキングはめったにない、幸運というべき
か。

下りは1時間半ほど、何度も根子岳を振り返り下る。菅平牧場
では多くの人が柵の修理をしていた。

菅平牧場の休憩所はまだ閉鎖していた。牧場の広場は素朴な
感じでシーズンには牛乳やアイスクリームも売っているようで、
散策するだけでも楽しそうだ。

山行後の一風呂、真田町の角間温泉に行ってみたが4時頃
だったため、宿泊客優先で断られてしまった。やむなく真田町
役場近くの「ふれあいさなだ館」へ、町営のようだが、新しく立
派な施設である。

これらの公営施設はどこにでもあるが、わざわざ遠くから訪れ
るほどの特長は感じられない。地域の人にとっては安くて便
利だと思うが。

今回の山行、目的地まで2時間以上かかるのは難点だが、
天気にも恵まれよい一日だった。




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