「群馬少年少女囲碁協会」設立総会

■ 代表挨拶

ようやく群馬県にも子どもへの普及を組織的に取り組む体制ができました。
大変にうれしいことで、皆さんとともに協会の設立を喜びたいと思います。
とはいえ、基礎固めはこれからです。

自分が代表の任を引き受けるについては、果たしてどれくらいのことが
できるか不安です。でも、組織ができれば人の輪が広がって大きな力が
生まれ、もしかして相当なことが実現できるかもしれません。
それを信じて、十年後の夢を糧にしてやっていこうではありませんか。
十年後に振り返った時に、あの時が群馬にとってのこども囲碁の普及
元年だった、そう思えるようになればと思います。


日本の素晴らしい伝統文化のひとつである囲碁を、囲碁の技とともに
その精神を子どもたちにしっかり伝えていくことは私たち囲碁愛好家だ
けにしかできない大切な仕事です。
囲碁を通して子どもたちの成長に寄与できることは大変にやりがいの
あることです。会員の皆さんには、これを機会に、子どもたちの囲碁に
かかわる時間を少しでも持っていただけるとありがたいと思います。
協会の諸事業の推進に、会員の皆さんのお力添えをよろしくお願いい
たします。

   2012/4月 代表 三谷昇




■ 設立総会 経過報告

昨年夏、第1回首都圏カップ争奪子ども囲碁団体戦が千葉県浦安市で
開催されました。山梨県を含む首都圏1都7県8チーム、1チーム10人
の小中学生の都県対抗団体戦です。

群馬県の成績は、戦前の予想以上に厳しいもので、チームを引率した
私には大変なショックでした。
優勝した埼玉には全敗、大会2位の東京・3位の千葉とは対戦しません
でしたが、茨城・栃木には2勝8敗という惨敗でした。
敗因は選手層の薄さです。他県は選手10人がみな高段者なのに対して、
群馬では有段者をようやく10人そろえることができたような状況です。

十数年前は弱かったという埼玉では、埼玉県少年少女囲碁連盟を結成
して以来子どもへの普及活動を本格的に始め、徐々に層が厚くなり現在
のような状況になったということです。
今回の第1回首都圏カップを呼びかけたのは、30年以上も前に結成され
た千葉県少年少女囲碁連盟でした。首都圏カップは今後毎年継続して開
催されることになりました。

群馬でも、本気で子どもの普及に取り組まなければダメだ、そのためには
組織が必要だ、という思いを強く持って群馬に帰ってきました。そこで、日本
棋院群馬県支部連合会会長に、大会の結果を報告し併せて子どもの普及
を目的とした組織を設立してほしいと要望しました。

さて、昨年10月、第1回伊勢崎少年少女囲碁大会が開催されました。
この大会は、伊勢崎市内小学校の囲碁クラブで子どもを指導している
ボランティアの有志が、教えている子どもたちに交流と研さんの場を与
えたい、ということで実行委員会を組織して準備し開催したものです。
初心者にも参加できるようにと9路盤クラスを設けたために130名の
参加がありました。大会後、実行委員会の総括会議で、伊勢崎大会を
継続して開催するために、子どもの普及を目的とした組織を作ろうとい
う話が始まりました。

昨秋以降、県支部連合会においても、組織の立ち上げについての話し
合いが始まりました。その中で、県支部連合会として協力するので、私
(三谷)と県支部連合会副会長の加藤さんとが中心になって準備を進め
るように、ということになりました。
そこで私たちは伊勢崎大会の実行委員のメンバーと共に準備会をつくっ
て検討をはじめ、県支部連合会とも協議しながら、設立の準備を進め、
ようやく本日の設立総会を迎えることができました。

                        (三谷)



■ 議事

 (1)会 則
 (2)役 員
 (3)平成24年度行事計画
 (4)当面の行事計画
   ・第33回文科大臣杯少年少女囲碁大会群馬県予選
   ・伊勢崎こども囲碁入門教室
(5) その他
   ・平成23年度少年少女囲碁大会結果

   ・子供囲碁大会参加状況及び課題

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