1993(平成5年)7月5日 | |
第9号 |
巻頭言 |
●「初心者大歓迎」 小関 正晴 (総務)
囲碁は奥が探く、上を見るとはかり知れないくらいに実力の差が大きいが、誰にでも簡単に
すぐ覚えられ、どんなに強い人(プロ)とでも適正にハンディ(置碁)を決めると、互角に打
てるのがその面白さの一つである。
初めて会った人とでも、だまって一局打つと、もう親しい友人になれる。また、碁の打ち方
にその人の性格が表われるのも興味深い。
二人いれば、いつでも、どこでも打てるし、寝たきり老人になっても、意識がはっきりして
いれば、死ぬ寸前まで打てる。とにかく、囲碁は面白いし飽きない。打てば打つほど面白くな
る。
私が囲碁を知ったのは、高校一年の時である。下宿先の同級生が囲碁を知っていたのがきっ
かけで覚えた。「シチョウ」を最後まで逃げて、結局全部取られて大変悔やしかったのを覚え
ている。以来、囲碁に興味を持ったが途中長いブランクがあり、あまり上達していない。
この数年、本やファミコンで勉強するようになって益々、碁が面白くなってきた。最近は、
なるべく他の遊びより優先するようにしている。とにかく一局でも多く打って、段位に手が届
くようになるのが、当面の目標である。
日立高崎の囲碁部に入部して約一年になる。伝統ある部として運営がすばらしい。毎月、毎
週の例会、宿泊合宿、他事業所との対抗戦、交流会など、種々の行事が年間計画に盛り込ま
れており、充実した楽しい部である。
初心者大歓迎、安心して入部できる楽しい部です。
『平成四年度 「年間MVP」、「最多賞」 決定』
本年度より、囲碁部で最も優秀な成績を残した選手に対し「年間MVP賞」を送ることとし、
平成4年度はマイコン/山本師久氏が公式戦26勝9敗と圧倒的な強さで受賞した。
又、「最多対局賞」はPKG/羽鳥和夫氏が公式戦、46局と奮戦し受賞した。
両氏の今後、益々の活躍が期待される。
『年間MVP受賞』 マイコン/山本師久
昨年度は、K三段の強い誘いと、久しぶりに碁を楽しもうかという気持ちと、囲碁部のなごや
かな雰囲気に引き込まれ、隔月の定例会に参加した。
最初はK三段に三子でも勝てないというレベルでスタートしたが、同じポイントのクラスで戦っ
て見たら、クラス優勝してしまった。
これに気をよくして、学生時代に購入した囲碁の本を、毎日少しづつではあるが見直したのが
よかったのか、夏期合宿でも堀田氏を敗って優勝、今回「年間MVP」をいただいた。
しかし、今はハンディがきつい。本年度に入って負けが多いこと・・・・・。
『第2回(日立高崎)VS(原研)囲碁交流会』
・日時:平成5年3月10日(水)
・場所:赤城クラブ
昨年11月、原子力研究所(原研)/高崎に於いて「囲碁交流会」が開催されたが、2回目は
3月10日(水)、赤城クラブに(原研)メンバー15名を迎え開催した。
参加メンバーは前回とほば同じ顔ぶれであり、和やかな雰囲気の中で対局が行われた。成績は
14勝14敗と互いに譲らず、打ち分けとなった。
(原研)メンバーの中には中国、韓国からの実習者が各一名選手として参加しており、懇親会
の自己紹介ではひときわ注目を浴びていた。
今後、囲碁部では地域との囲碁交流を積極的に進めていきます。
『月例会報告』
◎3月27日(土) 於(赤城クラブ)、参加者(14名)
◆Aリーグ上位成績
市川 (生抜) 5勝1敗
上山 (品証) 4勝1触
◆Bリーグ上位成績
鈴木 (品証) 5勝2敗
羽鳥 (PKG) 4勝4敗
◎5月22日(土) 於(赤械クラブ)、参加者(12名)
◆Aリーグ上位成績
上山 (品証) 3勝0敗
市川 (生抜) 2勝1敗
′
◆Bリーグ上位成繰
杢屋 (生抜) 2勝0敗
藤野 (工務) 2勝1敗
日本棋院「段級位認定大会」挑戦
5月30日(日)、日本棋院「八重洲囲碁センター」において、段級位認定大会が開催された。
囲碁部から6名(加藤、小関、福田、武田、羽鳥、関根)が参加し、段級位に挑戦した。
(四段1名、初段4名、三級1名)
結果は二勝二敗が5名、1勝3敗が1名で、免状の取得は果たせなかったものの、自己の客観
的な実力把握と、真剣勝負の他流試合による緊張感の快さを胸に、次回も挑戦しょうと新たな目
標を掲げ帰途につた。
『群馬囲碁情報』
◎朝日囲碁十傑戦 (5月23日)
@辻井一郎(高崎市) A金谷渡 B小暮智 C石井成幸 D木村真一郎 E藤井光男
F今西知宏 G吉田好男 H神田信夫 I田中延幸
◎高校囲碁選手権大会(6月13日)
▽男子個人
@油井原大碁(高崎高) A新井隆功 (桐生高)
B江島孝毅(高崎高) C市川繁(同)
▽女子個人
@堀米明日香(高崎女子高) A小杯久美子(群馬女子短大付属高)
▽男子団体
@高崎高校 A前橋高校
▽女子団体
@群馬女子短大付属高校 A高崎商科短大付属高校
随筆 |
「囲碁との出会い」 佐藤 征(生産企画部)
将棋については小学生の頃覚えたが、囲碁を始めたキッカケは入社三年目頃、冬の休日に武蔵
工場の「春秋寮」休憩室で寮兄氏の対局を見ていて、「将棋」や「五目ならべ」よりは何となく奥が探
く面白いと興味を持ち、数人の仲間で習い始めた。
覚えたての頃は、対局に没頭し、しばしば深夜に及ぶこともあった。その頃の暗黙のルールは、2回
か3回続けて勝てば1ランクアップということであり、早く「白」を持ちたいと思いしばらくは一生懸命であっ
た。
数年後、四人で囲む室内ゲームに凝り、囲碁は遠ざかっていた。
第二の出会いは転勤後、先輩に誘われ囲碁同好会に参加し、勉強会、合宿、全社大会見学等、楽し
ませてもらった。
またしばらくは転勤等で、遠ざかっていたが 「日立会囲碁部」の部長Fさんから誘われ、入部したのが
第三の出会いとなった。
最近の思い出は「四万温泉合宿」でB組優勝したことである。
これからは楽しみながら実力をつけるよう頑張ります。御指導の程宜しくお願いします。
発行者:藤野勝洋 編集者:加藤正二