文部科学大臣杯第3回中学生囲碁団体戦/群馬県大会
1.日時:平成18年6月17日(土)
2.場所:前橋市・臨江閣
3.主催:日本棋院、産経新聞社
4.参加者:3チーム/9名
5.大会成績成績
県代表選抜団体戦
☆中学生の部
■優勝:沼田市立沼田中
・2年 師 拓矢
・2年 小林 弘人
・2年 吉野光範
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【小・中学校囲碁団体戦】沼田中が全国切符
「第3回文部科学大臣杯 小・中学校囲碁団体戦」(主催・日本棋院、産経新聞社、
特別協賛・日野自動車)の県大会が17日、前橋市大手町の臨江閣で行われた。
中学校の部3チームが出場した選抜大会(学校別県代表決定戦)では、沼田市立
沼田中が7月30、31の両日、東京都千代田区の日本棋院で行われる全国大会
への切符をつかんだ。
また、「第2回文部科学大臣杯 全国小・中学生将棋団体戦」(日本将棋連盟、
産経新聞社主催)の県予選を兼ねた第27回全国中学生選抜将棋選手権大会
も同会場で行われ、女子5人を含む中学生棋士80人が熱のこもった盤上の戦い
を繰り広げた。
囲碁団体戦・中学校の部の県代表チーム(3人1チーム)を決める選抜大会決勝
は、昨年の準優勝校で、3人とも有段者の強豪・沼田中と、初出場の桐生市立相
生中の対決となった。
対決前、沼田中の主将、師(もろ)拓矢君(13)は「今年こそ何としても全国へ
行きたい」と気合十分。相生中の主将、谷智和君(14)も「戦略はないが、それが
戦略。いい対局をしたい」と意気込んだ。
沼田中はインターネットの囲碁ゲームで全国の「見知らぬ強豪」と対局を重ね、
実戦の勘を養う練習を積んできた。相生中も学校のパソコンの囲碁ソフトを使って
さまざまな戦略を練ってきたという。
さながら“電脳対決”となった対局では、沼田の副将、小林弘人君(13)が序盤
から布石を大きく広げ、幸先良く中押し勝ちしたのに続き、主将の師君も序盤は押
され気味になりながらも、「逃げると見せかけて自分の陣地を広げる戦法が効いた」
と中押し勝ち。三将の吉野光範君(14)も「中盤から一気に攻め込んで逆転できた」
と接戦を制した。
敗れた相生中の谷君は「相手の実力がかなり上回っていた。沼田には全国で頑張
ってほしい」とエールを送った。
一方、念願の全国切符を手にした吉野君は「全国なんて夢のよう」とうれしさを隠せ
ない様子。主将の師君は「この3人で全国大会に出られるのがうれしい。やるからに
は絶対に上位を目指す」と早くも闘志を燃やしていた。